いや私もね、別にソウギョクを愛しているわけではないのですよ。
彼が出てきたことによって前作の残した伏線が少しでも回収されるんじゃないかと期待しているだけなのであります。
というわけで!
シンカリオン第2回人気投票で1位を獲得した清州リュウジの登場に涙しているファンの皆様には大変申し訳ありませんが!
今日はソウギョク様の歓迎会という勢いで書いて行きたいと思います!
嫌いな方も多いとは思いますがお付き合い下さい!
もくじ
前作のセリフから予想!ソウギョクの目的と新たなキトラルザス登場の可能性
1.ソウギョクとは
まず、ソウギョクとは何者なのか?
シンカリオン63話より
前作から見ている方には「何を今さら…」と思われるかもしれませんが、「Z」からシンカリオンデビューした方には
な状態になっているかと思います。
私も前作のキャラが続々と登場するのは嬉しいのですが、そうなると「Z」から新規でシンカリオンを見始めた子供が置いてけぼりにならないか心配なわけでして。
ここはおさらいも兼ねて簡単に紹介しておきたいと思います!
敵「キトラルザス」の幹部のひとり
「キトラルザス」とは彼らの言葉で「地球」を意味します。ソウギョクはその頂点に君臨するボス・カイレンの参謀とも言える存在でした。同列の幹部にはトラメがいましたが敗北して石化(前63話)、また主であるカイレンも敗北・石化(前64話)しましたが、結局なんだかんだで最後まで生き延びた敵キトラルザスです。
冷酷非道な戦略家
見ての通りで性格は悪いです。キトラルザス側の作戦はほぼ彼が考え出しますが、どれもイヤらしく味方を手駒として無慈悲に使い回すのが特徴。トラメが敗北した際は「使えないヤツだ」と罵り、主であるカイレンが敗北しても仇を討とうとする様子も一切ありませんでした。
このことから、彼が唯一守るのは「キトラルザスの掟だけ」と言って良いでしょう。
典型的な悪役
彼を一言で表すならこれに尽きます。ヒトに近づきすぎたとは言え、同族のゲンブを策で石化に導いたり、スザク・セイリュウに関しては彼らに芽生え始めた感情を利用して敵に突撃させるという悪党ぶり。これには当時ネット上で怒りのコメントが噴出、大多数のシンカリファンを敵に回す騒ぎとなりました。
今回の「Z」ではこれ以上の悪企みをしてくると考えられますので、彼が出てきた以上は誰が倒されても泣かない心の準備をしておいた方が良いと思います!
2.前作でのソウギョクの目的
ソウギョクという人間性キトラルザス性がわかったところで、ここからは以前のソウギョクの目的について考察していくわけですが、最初にお断りをしておかなくてはならない事があります。
ちょっと言いずらいのですが、
今回の考察は前作の第1話~64話までのストーリーが対象です。
当ブログで過去に何度かお伝えしてきましたが、私は前作シンカリオン全76話の内、本編と言えるストーリーは64話までと思っています。
ちなみに一番うるさく言わせて頂いたのがコレ↓です…(汗
あくまで個人的主観ですが、残念ながら65話以降はパロディ強め・かつ無理矢理まとめた感が強く、「よく練られたストーリー」とは言い難いものがあります…。いや、ハッキリ言わせてもらうと「様々な事情があって追加された延長ストーリー」とすら受け止めています。
具体的なところはこの先を読み進めて頂ければ徐々に理解して頂けると思いますが、気を悪くされてしまう方のためにも先にお詫び申し上げたいと思います。
それでは行ってみましょう!
前60話
「俺の狙いはブラックシンカリオンだ、アレが欲しい」
ストーリー終盤に来て出てきたこのセリフ、当時は「この期に及んでまだ伏線張るんか?」と驚いたものです。頭の回るソウギョクがここで言う事ですから、きっとそれはそれは大きな使い道があったのでしょう。
結局この目的は前作中に明らかになることはないのですが、次の63話でもう少し詳しく解説してくれます。
前63話
「ゲンブを駒として使い、ブラックシンカリオンとセイリュウのチカラを把握できた。…いずれその意味がわかるさ」
終盤でまたしても我々を煙に巻く一言ですが、これでブラックシンカリオンの可能性を推し量り、何かに利用しようと企んでいることが確定となりました。「いずれ」というセリフが65話以降を睨んだのか、2期(=シンカリオンZ)を睨んだのかは不明ですが、後者なら私なりに辻褄が合う部分があります。
2021年6月末現在、「ダークシンカリオン」という敵シンカリオンが見え隠れしてきていますが、私にはこれが「ブラックシンカリオン」と無関係とは思えない…。ダークシンカリオンはソウギョクがブラックシンカリオンを研究してさらに強化したもの、という可能性が生まれてこないでしょうか?
前63話
「俺の使命はカイレン様への忠誠などではない」
土壇場で出てきたこのセリフ、当時は「これは続編確定だな」などと期待したものです。
サラッと言っていますが、深く読み取ると「使命」と言っていることからカイレン以外の誰かから指示を受けているようにも聞こえます。宇宙に散らばるキトラルザスなのか?またはその掟そのものに対してなのか?
今となってはZに出てくる新たな主、という可能性まで考えられます。
どのみち、その使命とやらにブラックシンカリオンが絡んでいたのは間違いないと見ていいでしょう。それを使って何をしようとしていたのか。キトラルザスを復興させて自分が頂点に立とうとでもしていたのでしょうか?
それとも、やはりカイレン以上の存在を示唆しているのか…?
3.「Z」でソウギョクが従う主は
前作にこうした経緯があった上で、シンカリオンZにおけるソウギョクの最新セリフがこちらです。
Z12話
「フフフ…動いていけ、狙い通りに…。 (チラッ)この私にすべてお任せを」
ここで敵のボスらしき姿が見えましたが、彼は何者だと思われますか?
その通り。
キトラルザスが最強と考えているソウギョクが同族以外の生命体に付き従うことはあり得ませんよね。「地球を元の姿に戻す」という名目でテオティのボスと組む、という展開も考えられなくもないですが、手詰まりならともかくこんな序盤からお互い異なる生命体に依存し合うというのも考えずらい…。
万が一あったとしても相手のボスに対してソウギョクの口から「お任せを」などという従者的なセリフは出てこないでしょう。
ソウギョクの隣にいた生命体の正体、私はカイレンの上を行くキトラルザスであると予想します!
4.まとめ
以上から、今回のソウギョクの目的は
ソウギョクに真の使命を与えた、キトラルザス創始者を携えてのヒトへの復讐
と予想します!
もう少し言えば、キトラルザスの復興や地球をあるべき姿に戻すという展開ももしかしたらあるかもしれません。
そう、今作のZにテオティという敵が存在する以上、キトラルザスはそんなに前に出て来なくていいと思うんです。テオティは何か譲れない理由があっての戦い、ソウギョクは純粋に復讐としての闘い、みたいな。
ただ、前60話にあった「地上を太古と同じ姿に還すのがこの星にとって良い」というカイレンの思想。「太古」というワードが妖怪であるテオティとどこかでリンクしそうな気はするんですよね。
この2大勢力が手を組んだら手が付けられなさそうですが、果たして…?
カイレンの思想については↓をどうぞ
以上、
今日はみんな大嫌いソウギョクの目的について妄想してみました!
シンカリオンZが2週連続でのお休みの上、こんな記事まで読まされた皆さんのストレスはE4系並みにMAXかと思います…。
次回の13話はそんなイライラを吹き飛ばしてくれるようなサプライズがあるといいですね!
では来週の金曜日までの一週間、頑張って耐え抜きましょう!
お読み頂きありがとうございました!
©プロジェクト シンカリオン・JR-HECWK/超進化研究所・TBS
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